企業不正のニュースに日本工業の将来に不安を感じました

“最近、大手企業による不正が相次いで報道されています。1つは製鋼所による検査データーの改ざん事件であり、もう1つは自動車メーカーが無資格の検査員が検査して出荷していたものです。しかもこの自動車メーカーでは、不正が発覚し、社長がマスコミで謝罪した後もこの状態を続けていたと言う始末です。
製鋼所の製品は航空機・新幹線・自動車を始め、多方面で使用されており、その影響が拡大しています。製鋼所の製品を使用していた各企業は、自社で独自の受入検査や製品の出荷検査を実施しており、安全性に大きく影響し、回収が必要なものはない状況の様です。

こうしたニュースで明らかになった安全にかかわる不正が、大手企業で常態の様に行われていた事は深刻です。日本の工業製品は良質で、安全である事が世界中の常識となるほど連綿と信頼確保の努力を続けて来た事が、一瞬の間に崩壊しかねない由々しい問題です。
経済団体のトップも懸念を表明する事態となっています。成熟し、勢いが無くなって来た日本の工業においては、コスト競争で新興国の後塵を拝す事はあっても、品質・信頼性・安全性だけは新興国の追随を許さない要素として最後の砦のはずです。
その死守すべき要素が崩れれば、世界における日本の工業製品の存在意義がなくなると言っても過言ではないのです。このニュースに日本の工業の将来に不安を感じたのは私だけではないでしょう。企業経営者には、猛反省をしてもらいたいものです。ミーツエージェント ニート